DXを目指すローコード入門

PowerPlatformやローコードツールの知識をアウトプットする備忘録です。

【PowerAutomate】FormatNumberで空白がある場合のエラー回避方法

はじめに

PowerAutomate上で数値を指定した書式の文字列に変換する場合、FormatNumber関数を使用して型を整えることができます。

3桁ごとにカンマ区切り formatNumber(12345678,'#,#','ja-jp')
formatNumber(12345678,'N0','ja-jp')
12,345,678
円表示 formatNumber(12345678, 'C2', 'ja-jp') ¥12,345,678.00
10桁固定 formatNumber(12345678,'D10','ja-jp') 0012345678

ただしFormatNumber関数を使用する際、数値がない(空白を含む)データを扱う場合に注意が必要で、空白があるとFormatNumber関数は数値として解釈できず、フローにエラーが発生します。

今回は空白があってもフローにエラーを出さず、値があれば正しくフォーマットする式を解説します。

 

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【PowerAutomate】Formsの回答を集計して項目ごとの合計値をTeamsに投稿する

はじめに

Microsoft Formsはアンケートや問い合わせなど、さまざまな用途のフォームを手軽に作成でき、情報の収集・分析も自動で行ってくれる便利なツールです。
回答されたデータはExcelでも確認することができ、テーブル形式でデータを保存してくれます。

もしセミナー参加者の希望人数の総数や選択項目別の回答数など、データの合計値を確認したい時は、Excel側で計算するなど別の手段が必要です。

ただしFormsの回答を数値制限にしても、文字列の先頭に '(アポストロフィ) がついてしまうという問題もあり、これが変換作業に手間をかける原因となっています。

せっかくExcelでデータを集計できる利点がFormsにあるので、今回は回答されたデータを効率的に集計できるよう、Forms(&Excel)とPowerAutomate、Teamsを組み合わせて、簡単に合計値を可視化するフローを作成してみたいと思います。

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【PowerApps】Copyボタンを押すと「コピーしました」と表示する+時間経過で非表示にする

はじめに

PowerAppsではCopy関数が提供されており、これを使うことで手軽に任意のテキストをクリップボードにコピーすることができます。アプリ上で表示されたテキストを他の用途で活用する場面において非常に便利な機能です。

巷のウェブサイトやアプリでもよく見かけるようなCopyボタン(アイコン)を押すと、「コピーしました」というメッセージを表示し、一定時間が経過したら自動的に非表示にする方法について解説していこうと思います。

 

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【PowerApps】印刷(Print関数)でフォームやギャラリーの一部を非表示にする

はじめに

PowerAppsには表示されている画面をページに合わせて印刷することが出来るPrint関数があります。デフォルトの印刷ダイアログが開くのでPDF保存を行うことも可能です。

帳票や見積もりなどで活用できそうな機能ですが、印刷する際に出力する必要のない情報を非表示にしたい時もあります。

単独パーツ(ボタンなど)であればVisibleプロパティに『Not(Parent.Printing)』と設定することで印刷時のみ非表示にできますが、フォームやギャラリーでは適用できません。

そこで今回はフォームやギャラリーに配置しているアイテムを印刷時に非表示にする方法を解説します。

 

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